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部落問題資料室
NEWS & 主張
「現場でじっくり聞きたい」
村井・長野県知事が懇談で
「解放新聞」(2007.01.15-2302)
 【長野支局】県連は、村井仁・県知事との懇談を10月27日、長野市の県庁知事室でおこない、部落解放に向け3点にわたって要望した。
 懇談には、県連から竹之内健次・委員長ら4役が訪問。山崎茂・県連書記長が①02年に出された県部落解放審議会答申の尊重とその内容の県政への反映②県の体制内で人権・同和問題施策を担う部署の明確な位置づけ③被差別部落視察や当事者との懇談、について要望した。
 村井知事は、「差別がないというつもりはまったくない。かつて中小企業庁に勤めていたとき同和問題にかかわった経過があり学習もした。これまでのとりくみで成果は上がっているが、結婚や就職差別にさいして個人情報を記した本がある」と差別が存在する厳しい現状に理解を示し、県内であいつぐ差別事件の資料をみて「心が痛むし、けしからん」とのべた。
 また村井知事は、要望書にたいし、「答申については勉強させていただく」▽体制は「今回はわかりづらさを直しただけなので名前もふくめ検討する」▽「すぐとはいかないが懇談や視察はおこないたい」と回答。さらに「現場でじっくり聞かせていただくことが大切」とのべ、今後も話し合いをもとにすすめていくことを約束した。

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