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部落問題資料室
NEWS & 主張
実態の理解深める
福岡全女に向けて協議も
「解放新聞」(2007.01.22-2303)
アンケート調査結果などもとに
 第1回全国女性活動者会議を12月17、18日、福岡県博多市内のホテルでひらき、20府県連100人が参加。5月に福岡でひらく第52回全国女性集会について、開催要項案を協議した。会議では、第50回鳥取全女でおこなわれた「被差別部落女性アンケート調査」の結果を山崎鈴子・女性対策部員が報告し(2280号10ページ参照)、部落女性の実態について理解を深めた。各都府県連女性部から活動報告を受け、さらに各地地元でとりくんでいくことを確認した。内田博文・九州大学教授が講演し、憲法改悪が男女平等をおびやかすことなどについて学んだ。また、1日日夜には、第3回男女共同参画審議会委員交流会をもち、交流を深めた。
 開会あいさつで岸田女性対策部長は、「これまでも厳しい状況のときは女性ががんばってきた。いま、厳しい状況のなか、やっぱり女性の力が必要。女性が運動を引っ張っていこう」と訴えた。松本龍・福岡県連委員長が地元歓迎のあいさつをした。
 各都府県連女性部からの活動報告では、各地からセクハラ問題や狭山闘争などにとりくんでいるとの報告や、自主財源獲得のためバザーやコーヒーを売るなどの活動が報告された。
 講演学習では、「男女平等と憲法改悪の動き」と題して、内田博文・九州大学数授が講演。自民党による憲法改悪の動きが迫ってくるなかで、男女平等の実現を規定している憲法24条も改悪されようとしていることを、憲法24条の生いたちや自民党の改悪意図にふれながら説明。社会保障は国の責任との視点をもち、憲法24条の改悪を断固許してはならない、と訴えた。

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