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部落問題資料室
NEWS & 主張
天皇制は差別の元凶
改悪策動を批判し集会・デモ
「解放新聞」(2007.02.26-2308)
 【京都】府連をはじめ労働組合、市民団体らで組織する「天皇制の強化を許さない京都実行委員会」は、2月11日、京都市内の京都会館会議場で「紀元節・日の丸・君が代」とたたかう2.11京都集会をひらき150人が参加、差別・抑圧の元凶である天皇制の強化や改憲策動を批判し、「戦争する国づくりに反対しよう」と京都市民に訴えた。
 集会では、主催者を代表して大野昭則・府連委員長が、「国家主義を復活させ、戦争する国づくりを急ぐ向こう側の思うつぼにさせてはならない。総団結を求めて量で向こう側の腹に響き、届く闘いをしよう」と岐路に立つ反戦・平和の闘いを訴えた。
 つづいて天野恵一さんが「天皇制と戦争-改憲・靖国・慰霊を考える」と題して講演。天野さんは、紀元節と結びつく「神の国=美しい国」を謳う安倍内閣を、靖国問題、「特攻」の賛美、女性国際戦犯法廷を描いたNHKドキュメンタリー番組の改変問題、柳澤発言などをとりあげ、戦争遂行国家をめざしていると批判する一方、国は「安全地帯に行く」とはいえ、イラク派兵で隊員が戦闘死した場合は国葬あるいは国葬に準じた葬儀を検討していたように、戦争をする国家にとって戦死者の賛美・追悼・慰霊は必然。現在の戦争を批判することは、過去の戦争責任を忘れず問いつづけることと、一つのことがらだ。国(天皇)・リーダーの責任を明確にし追及しつづける思想をと訴えた。

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