狭山事件の再審を求める会は3月1日午後、東京高等裁判所第4刑事部の大野市太郎・裁判長宛に91万6400筆の署名を提出した。提出後は、代表21人が裁判所内で刑事訟廷管理官に事実調べ―再審開始を強く求めた。司法記者クラブでの記者会見のあと、夕方からは銀座マリオン前で署名活動をおこない、石川さんの無実を訴えた。
この署名は昨年8月に36人のよぴかけ人の訴えによって開始されたもので、目標の100万筆には届かなかったものの、7か月で91万筆をこえる署名を集めた。市民の会ではさらに活動を強め、100万署名を達成し積み重ねていこう、とよぴかけている。また、この署名には海外からの144筆も含まれている。これは、反差別国際運動が集約したもので、アジアの各地域、欧州、北米を中心に集められた。
司法記者クラブでの記者会見には庭山英雄・市民の会代表、鎌田慧・同事務局長、作家の中山千夏さん(いずれも署名運動のよぴかけ人)、石川一雄さん、中山武敏・狭山事件再審弁護団主任弁護人が出席し、署名活動の意義と狭山事件がえん罪であることを説明した。
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