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部落問題資料室
NEWS & 主張

人権文化の創造をめざし
東部地区研究会が講座

「解放新聞」(2007.05.07-2317)
 【山口支局】「人権文化の創造をめざして」を掲げ、山口県東部地区部落問題研究会の第16回講座を2月15日、シンフォニア岩国でひらき、地元の行政、企業、運動団体などから700人が参加し、今後の人権・部落問題解決に向けた有意義な講座となった。
 集会では、主催者を代表して坂田正・実行委員長があいさつ、岩国市助役、岩国市議会議長ら来賓が激励のあいさつをおこなった。講演は、「自分らしく生きられる社会、変えるのはあなたです」と題して、岸かおる・山口県人権施策推進審議会委員と、「新たな「部落地名総鑑」発覚の意味と差別思想への考察」と題して、中央本部の谷元書記次長が講演した。
 岸さんは、男女共同参画やドメスティック・バイオレンス(DV)、セクハラ相談の現状や課題を提起した。とくにDV・セクハラ相談では、相談員からの二次被害が深刻な問題となり、人権相談のシステム・相談員の質の向上などを訴えた。
 谷元書記長は、「部落地名総鑑」が存在し続ける意味や事件が問いかける課題などをのべるとともに、部落差別意識を支える思想と意識、差別を温存助長する社会システムや価値観など、差別思想への考察を提起した。

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