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部落問題資料室
NEWS & 主張
コツコツやれば報われる
杏中支部活動を評価
「解放新聞」(2007.07.09-2326)
 【奈良支局】12年前から杏人権文化センターを会場に社会福祉協議会などの助成金で月に1回、65歳以上の高齢者を対象に食事会を中心とした「幸齢者ふれあい交流会」をひらき、年に1度は館外交流にもとりくんできた杏中(からももなか)支部(阪原重朝・支部長)が、このほど、大阪ガスグループ福祉財団「高齢者福祉助成」を申し込んだところ、これまでの活動が認められ、30万円の助成が得られることになった。同支部では、「こつこつと地道に努力すれば必ず報われる」と喜びあっている。
  また、同支部では、手芸や工作、小物づくりなどが得意なお年寄りによる活き活きサークルもあり、ふれあい交流会をサポートしているほか、「モノづくりはヒトづくり」を合言葉に、一針ひとはりに思いを込めた作品づくりをおこなっている。
  さらに、同センターの玄関ホールにはサークルの仲間たちでつくった小部屋があり、同センターを訪れた人たちに、癒しの場を提供し、研修室ではこれまでの百数十回の交流会の歴史を写真で紹介している。
  今回の申請は、奈良市職員の不祥事で部落解放同盟にたいする批判が厳しいことから、当初は「ふれあい交流会」での申請を考えていたが「信念をもって正しいことをしている」との思いから、あえて部落解放同盟杏中支部で申請した。同支部は、「これまでふれあい交流会については全国大会などで報告してきた。部落解放同盟へのバッシングが厳しいなか、まじめに努力すれば報われる。部落完全解放への道も見えてくるのでは」と話した。

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