第33回部落解放文学賞の表彰式と懇親会を７月７日、大阪市内のホテルでひらき、受賞者をはじめ関係者77人が出席、受賞のよろこびと、人間の根源に迫るような作品を書き続けていくことの大切さを確かめ合った。
　 表彰式では、鎌田慧・代表があいさつにたち、「部落解放文学賞は、文学をとおして、人間が差別から解放されていくというもの。作品は人間の根源からの訴えだ。ほかにはない文学賞なので、責任を感じている。何回でも応募できるので、少しでもいい作品を作りたいという思いで、発展させていってほしい」と語った。
　 組坂委員長も駆けつけ、「部落解放文学賞は誇るべきもの。文学賞ももちろん、しなやかにしたたかに運動していく」と決意をのべた。
　 懇親会では、受賞者の喜びの声や、各部門選者からの選評や今回の傾向、今後の方向性などが語られた。