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8月から10月にかけて、都府県連別の支部活動者会議が開催される。繰り返し確認してきたように、「今年度の都府県連別支部活動者会議は、第64回全国大会の基調方針で示した「危機的状況における部落解放運動再生への道」を全支部・同盟員がしっかりと共有したうえで、複数の支部からの報告を基調発題として問題提起を受けながら、各地域での具体的な問題を真正面に据えて実践的な議論を切り結んでいく場である」。2
部落解放運動の再生にたいする真剣な思いを抱く各界の人たちで構成する『部落解放運動に対する提言委員会』(上田正昭・座長)は、3月5日の発足以来、精力的で熱心な議論を継続している。8月2日の第4回提言委員会で13人のすべての委員からの意見表明が終わり、現在は小委員会(沖浦和光・小委員長)が設置されて「提言草案」の作成に向けた論点整理の作業が集中的におこなわれており、9月10日の第5回提言委員会に提出される見込みである。3
問題は、「部落解放運動再生の道」を提言委員会の作業に全面的に委ねることは許されないということである。現在の提言委員会構成員の熱意ある真剣な議論からすれば、部落解放運動にとって歴史的な尊重すべき「提言」がなされるであろうことは疑う余地がないところである。しかし、いかに傾聴に値する貴重な「提言」がなされたとしても、「再生の道」への具体的・現実的な方針の決定は、私たち部落解放同盟の主体的責任でなされなければならないのである。「解放新聞」購読の申し込み先
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