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部落問題資料室
NEWS & 主張
「○○は同和地区か」と
愛荘町役場へ問い合わせ
「解放新聞」(2007.10.29-2342)

 【滋賀支局】愛荘町役場愛知川庁舎宿直室に男性から「○○は同和地区か?」と尋ねる差別問い合わせ事件(別項)が、8月16日午後7時25分に発生。9月21日には、愛荘町役場愛知川庁舎第2委員室で「愛荘町役場への差別問い合わせ事件第1回対策会議」をひらいた。

対策会議ひらく

 対策会議には、当該行政の愛荘町・東近江市をはじめ湖東・東近江地域振興局、部落解放同盟愛知郡協、東近江市協の代表らが出席した。
  会議では、県・県教育委員会、市町行政、県連、(財)滋賀県解放県民センター(現滋賀県人権センター)の5者で確認された「差別事象・差別事件の取り組み」にもとづいてすすめていくことを確認した。
  その後、愛荘町、東近江市行政から事件の概要、今日までの聞き取り状況が報告された。
  これらの報告をふまえて、愛荘町、東近江市行政が合同して差別問い合わせをおこなった男性にたいして再度聞き取り調査をおこなうこと、その再度の調査が終わりしだい、東近江市役所で第2回対策会議をひらくことを確認した。
  また、事件の名称を「愛荘町役場への東近江市民による電話での同和地区問い合わせ差別事件」とすることもあわせて確認した。

「愛荘町役場への東近江市民による電話での同和地区問い合わせ差別事件」の概要
  07年8月16日午後7時25分、愛荘町役場愛知川庁舎宿直室に男性の声で「○○(地名)は同和地区か」と尋ねる電話があった。
  対応した職員は、どちらの方ですかと尋ねると「八日市○○町(地名)の○○(人名)」と答えた。さらに名前も教えてほしいというと「私も同和地区や。同和地区かどうかが聞きたいだけや」と返答。
  職員が「電話の内容は問題である」というとともに再度名前を尋ねると「同和地区かどうかが聞きたいだけ、あかんことはわかっている」といって、一方的に電話を切った。
  *その後の調べで、差別問い合わせをした男性の名前と住所が判明した。その結果、電話でいった住所も名前もウソであることが分かった。

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