pagetop
部落問題資料室
NEWS & 主張
えん罪なくせと国会へ
狭山再審求め集会
「解放新聞」(2007.11.12-2344)

当事者から訴えを聞く

  「狭山事件の再審を求めるる市民集会――えん罪なくせ! いまこそ司法民主化を!」が、10月31日午後、東京・日比谷野外音楽堂でひらかれ、全国から3000人が結集した。集会ではみごと無罪をかちとった志布志事件の元被告と、袴田事件の袴田巌さんの姉、痴漢えん罪で再審を訴える男性が、当事者としての立場からアピール。事件の真相とともに取り調べの可視化など、日本の警察、司法のあり方を変え、えん罪をふせこう、とよぴかけた。
  石川一雄、早智子さんは、100万署名達成へのお礼と、報告集会で多くの人と出会い力をもらった、私たちもがんばる、と決意をのべた。中山武敏・主任弁護人は、3月に続きさまざまな新証拠・鑑定書を準備している、全証拠開示、取り調べの可視化など、ほかのえん罪事件と連帯し、司法を変えるためにがんばると語った。
  集会基調で松岡書記長は、さらに署名活動をつうじて世論を高めよう、事実調べと証拠開示を実現させよう、と訴えた。また、えん罪事件で共通するのは自白偏重、そしてそれを追認する司法の問題をあげ、可視化法が重要、と訴えた。
  集会後は、えん罪をなくせ、法制化をはかれと、国会請願デモをおこなった。

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)