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部落問題資料室
NEWS & 主張
歴史認識を考えようと

「解放新聞」(2008.02.25-2358)

 戦争の歴史と「愛国心」―「建国記念の日」を考える2.11集会が2月11日、東京・自治労会館でひらかれ、市民ら270人が参加した。主催はフォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)。昨年、沖縄戦の「集団自決」記述から「軍の強制」を削除した教科書検定など、戦争をするための国づくりがつづいている。天皇賛美と密接にかかわる「建国記念の日」に、日本人の歴史認識の問題点を考えようとひらかれたもの。
  集会では、「中国と日本の愛国心について」と題して王敏・法政大学国際日本学センター教授が、「日本人の歴史認識に問われるもの―とくに沖縄戦教科書検定から」と題して上杉聰・関西大学講師が講演。神奈川高教組の佐々木克巳さんから、入学式、卒業式での不起立問題に関連する、教職員の思想信条の自由を守るとりくみについて報告を受けた。
  主催者あいさつで、江橋崇・平和フォーラム代表は「参院の与野党逆転で、憲法改悪の動きがあからさまにはできなくなっている。安心せず、より慎重に考えていこう。基本に戻って、そもそも愛国心とは何かを考えよう」とよぴかけた。

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