【京都支局】京都市職員で免職処分取り消し判決をうけた福島貢さんが７月23日付で職場復帰をかちとった。
　 福島さんが受けとった人事異動通知書は２枚。１枚は「平成19年２月13日付け懲戒免職処分についてはこれを取り消す」。もう１枚は「総務局付を命ずる」だった。
　 福島さんの職場は総務局付けの出向で、環境局所管の現場。８月１日さらに発令があり「環境局付け係長」としてやっと前職に復帰した。
　 この職場復帰に向けては判決の翌日、７月18日「支援の会」の立ち会いで京都市総務局人事部との協議をおこない、７月23日付の発令ですみやかにおこなうことを確認していた。
　 福島さんは環境局のなじんだ仕事を望んでいるが、それはもうすこし先の話になりそう。
　 京都市協を訪れた福島さんのおつれあいは「たった１枚の紙切れが、こんなふうに人生を左右するんですね」と、免職処分を記した１枚の紙のためにこの１年半、人生を翻弄された家族の心境を語っていた。
　 京都市は淡淡と事務処理はおこなっているが、みずからの過失を認めた正式な謝罪と名誉回復はまだおこなわれておらず、今後、市の過ちをただすとりくみをすすめていく。