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部落問題資料室
NEWS & 主張
お見合いイベントで住民票を要求
続発する山口県、今度は光青年の家が

「解放新聞」(2008.08.25-2384)

 【山口支局】光市の山口県立青少年施設「光青年の家」の主催事業である「恋愛応援団」で、「年齢・未婚かどうか」の確認のため、参加者に住民票の提出を求めていたことが分かった。
  7月7日に参加募集のチラシを見たマスコミから「不適切ではないか」と県人権対策室に指摘があり発覚したもの。指摘を受けた県教委は、「国の通達に違反の恐れがある」として、住民票から「独身証明書」に変更するように指示した。
  「恋愛応援団」とは、お見合いイベントのこと。夏にカヌーやバーベキューなど、光青年の家で1泊2日のイベントを催す、今年で2年目。今年は8月9、10日にひらく。現在、光青年の家は、地元・光市のNPO法人が県から指定管理を受けて運営しており、県から指導を受けるまで同青年の家は「独身証明書」の存在すら知らなかった。
  住民票で独身を証明するためには、「全部事項証明」を発行することになり、本籍や家族構成などの情報を収集してしまうため、これらの情報は通産省の95年「行動指針」、00年「独身証明書」の発行などの通達に違反する。
  県連としては、今後、萩市、宇部市社協など県内で続発する一連(結婚相談、イベント)の問題の根本的な解決に向けた糾弾闘争を展開していく。


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