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部落問題資料室
NEWS & 主張
実践と交流もとに
成長保障する保育実現へ
第31回全解保

「解放新聞」(2008.11.10-2394)

 第31回全国解放保育研究集会(第25回香川就学前「同和」教育研究集会かねる)を10月18~20日、香川県高松市内のアルファあなぶきホールを主会場にひらき、2500人の保育士、幼稚園職員、運動体、行政関係者などが参加、どのような家庭、地域で生まれようと、一人ひとりの子どもたちの全面的な成長を保障する教育を実現・実践しようと確認した。
  主催者を代表して岡田健悟・集会中央実行委員会委員長は、生活をとりまく状況は危険で厳しいと指摘、市場原理主義が教育・就学前教育の前に立ちはだかっている、こうしたなかで子どもたちの発展を保障する保育の実践と交流をし、子どもたちを輝く者にしていこう、とよびかけた。
  基調のなかで岡田佐代子・中央実行委員会事務局長は、四つの指標と六つの原則を示しながら、「人権を大切にする心を育てる保育(教育)」の役割は大きくなってきている、保育所・幼稚園、保護者、地域がともに子どもの人権確立に向けたとりくみをすすめていく方向性をたしかめあえる場にしよう、とのべた。
  1日目の最後には、「ひぴけ未来へ―心と体がつながりあって」をテーマに高松市内の保育所の子どもたちがしなやかな心と体の動きを通じ、仲間とつながり合うことのすぼらしさを音楽に合わせ演じた。また、香川県連本島支部青年部の太鼓道「荊」が見事な太鼓演奏をおこなった。
  二日目は12の分科会、三日目は全体会で「今を生きる」と題した藤井輝明・東京大学大学院客員研究員の記念講演を聞いた。
  集会では、組坂委員長のほかに、高木泰造・開催地実行副委員長が地元歓迎あいさつを、真鍋武紀・香川県知事、大西秀人・高松市長、高松秀憲・全同数委員長、今井小百合・自治労社会福祉評議会副議長が来賓あいさつをおこなった。

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