大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の両首脳は昨年10月4日、00年の共同宣言　（6.15共同宣言）の内容をより具体化させた「南北関係の発展と平和繁栄のための宣言」をピョンヤンで発表した。この10.04宣言から１周年を迎え、10月26日午後、東京・社会文化会館で「統一・平和・和解」をテーマにした集いがひらかれ、450人が参加した。主催は、在日韓国民主統一連合、在日韓国青年同盟、在日韓国民主女性会、在日韓国学生協議会。
　 集いは、愛知、三重の青年の民族楽器演奏で開会し、前半は、主催者あいさつ、各界からの連帯あいさつと、「6.15共同宣言」以降の南北交流・協力の民間事業「北側オリニ（子ども）栄養パン工場事業」の紹介がおこなわれた。
　 後半は、映像と、歌、詩やギター、ピアノ、チャンゴ演奏などを組み合わせた大規模なアンサンブルで、100年にわたる朝鮮半島の植民地化と分断、民衆の苦難、闘いの歴史をたどり、最後に青年同盟、学生協の若者の歌と踊りで、「統一・平和・和解」に向けた大きな熱気を会場の全員が共有した。
　 集会後は、「朝鮮半島の自主的平和統一と北東アジアの平和実現」などを訴え、都内をパレードした。
　 主催者あいさつで、金政夫・韓統連議長が、世界の潮流を無視して日本では、一部の政治勢力が朝鮮民主主義人民共和国への憎悪をあおっている、ことを詳説し、「私たちから新しい時代が始まる」と、よぴかけた。