【熊本支局】「早く平民に戻れるようにせよ」と、昨年11月6日にK高校の生徒指導主事(教員)が、同校の生徒にたいして差別発言をしたことが発覚した。
県連は、12月25日に第1回確認会をおこない、2月19日には県連をはじめ学校職員、関係行政、教育委員会から140人が参加して差別発言糾弾学習会をおこなった。
糾弾学習会では、今回の差別発言にたいしてK高校の校長と差別発言をした教員から謝罪があり、教員からは「部落の実態も現実すらも全然分からず、歴史的な言葉や知識どまりで、今回ご迷惑をおかけした」との釈明があった。
糾弾学習会で、差別発言をした教員が①今回の発言にある「平民」という言葉の意味が部落にたいする差別語だということの意味すら分からず使ったこと②小中学校での同和教育・人権教育をうけていないこと③教員になって年1、2回の研修は受けたがあまり印象に残っていないこと、などが明らかになった。
参加者からは、いままでの学校での同和教育・人権教育が教員一人ひとりの問題としてやられてないことや、「学校内でのとりくみの不十分さが今回の差別発言になった」などの意見が、怒りをこめて出された。
糾弾学習会は、継続を確認して第1回を終えた。
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