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部落問題資料室
NEWS & 主張
「同和死ね」と部落内に
日田市で差別事件あいつぐ

「解放新聞」(2009.06.22-2424)

 【大分支局】「同和死ね」「同和」などと日田市で2001年から、悪質な差別落書や差別ハガキなどがあいついでいる。今年3月15日にもA地区(被差別部落)内のガードレールに差別落書があると住民から通報があった。市行政は、「これまでのとりくみを検証し、新たな方策を考え直す必要がある」として、その作業をすすめている。

 これまで市内で、①01年、赤マジックで「エタ部落同和様 いつまでも大切な 税金を無駄に使うなドムカツク」と広報紙の裏面に書かれたものが道路沿いに置かれていた②02年、公衆トイレのなかに、ボールペンで「死ね! 同和人」と書かれていた③04年、「部落人と朝鮮人はこの世から消えろ 年よりをあつめてくいものにするな 世なおし党 バクハツさせるぞ」と書かれた便せんが封筒に入れられて、植栽に置かれていた、などの差別事件が発生している。
  ①と③は、今回と同じくA地区内で発見された。県連では、「差別落書の表現から同一人物の仕業とも推測できるが断定はできない。しかし、差別の対象としてA地区に集中していることは確か」と。
  また、市内の部落出身議員へも誹誘中傷の差別ハガキが2回送りつけられている。
  今回もA地区内で差別落書が発生したことに市行政は、「同和問題の解決を重要課題としてとりくんでいるなかでの今回の差別事件は地区住民のみなさんの活動や人権を踏みにじる行為であり、きわめて悪質だ」としている。


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