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部落問題資料室
NEWS & 主張
足利事件の教訓を生かせ
徹底糾明へ法相追及
松岡書記長が参院法務委で

「解放新聞」(2009.06.29-2425)

 犯人でないのに無期懲役に服せられていた管家利和さんが再審開始前に急きょ釈放された足利事件について6月11日、松岡徹・参議院議員(中央書記長)は参議院法務委員会で質問した。
  管家さんの刑の執行停止―釈放理由について、DNA型の不一致しか答えない森英介・法務大臣にたいし、「有罪の根拠としてきたほかの証拠も実は間違っていたのではないのか」と、自白をはじめ検察が有罪の根拠とした証拠への認識を追及。二度とえん罪が起きないよう、政治的な力を発揮し、取り調べや捜査のあり方にまでふみこんだ糾明を、とただし、取り調べの全面可視化を訴えた。
  DNA型以外の自白をはじめとした「有罪」証拠の評価について、大臣は、再審手続き開始前なので答弁は差し控えたい、最高検で検証チームを発足させて検証作業をはじめる、その検証結果を見守りたい、と答えるだけにとどまった。

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