「解放新聞」(2009.08.17-2432)
土佐市長が被害者におわび
差別落書事件は、1月10日午前、土佐市内在住のAさんが、自宅裏の駐車場に止めていた自家用車に乗ろうとしたところ、運転席にガラス片が散乱しており、不審に思って確認してみると助手席の窓ガラスが割れ、床には直径4センチ程度の石が転がり、運転席・ドア外側の車体に釘のような先のとがったもので縦・横10センチ大の文字で「同和死ね」と差別落書があった。
Aさんの報告をうけた市教育委員会は被害の模様を確認し、さっそく土佐警察署へ被害届けを出し、厳重なパトロールを要請した。
確認・報告会を4月27日にひらき、落書の行為者はいまだに不明であるが、事件は起こるべくしておきたもので、氷山の一角であり、確信犯的・攻撃的であ
るとのべ、認識を一致させた。板原土佐市長はご」れまでのとりくみの不十分さを反省し、今後は再発防止につとめ、これまでの教育・啓発活動を見直し、市民に浸透していくような施策を推進していくことを強調した。
また会議では、市民の人権意識の現状などを認識する必要があるとの市協からの指摘にたいし、市は深い理解を示したうえで、実態調査などについても前向きに検討し、積極的にとりくむと回答。今後も地域住民との対話による発展的な連携・強調を約束した。
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