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部落問題資料室
NEWS & 主張
濁流と土石が町を襲った

「解放新聞」(2009.10.05-2438)

 【兵庫支局】「怖かったが、真っ暗な中で必死になって土石をのけた」―西日本を襲った台風9号は、8月9日、佐用町内で洪水や土砂災害を引き起こし、佐用支部の同盟員に甚大な被害をおよぼした。県連は、被災者の救援行動を展開する一方、今後も継続的な支援が必要なことから、各支部へカンパ要請をおこなった。

県連が連日の救援行動展開
  県連は、8月11日、佐用支部から被害状況の連絡を受け、その日の午後には水道水を詰めたポリタンクを満載して現地に向かった。中国道の佐用インターは閉鎖されていたため、姫路回りで佐用町に入ったが、川沿いの道はいたるところで土砂崩れや崩落が起きていた。千種川や佐用川にかかる橋の多くは、流木の衝突で大きく破損し、水害の恐ろしさを物語っていた。佐用部落は町内でも高所に位置していたため、ムラ自体に被害は少なかったものの、部落外で暮らす同盟員や、佐用駅前の商店街で商売を営んでいる同盟員は、床上浸水などきわめて大きな被害を被った。
  県連は、その後、19日と28日にも救援行動を展開し、第53回全青で集まったカンパ金や、県連からの見舞金を被災者に届けた。しかし、被災者の生活再建には多くの課題が山積しており、今後も継続的な支援が必要であることを確認している。県連の第6回執行委員会(9月5日)で、各支部へのカンパのとりくみ要請を決めた。


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