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部落問題資料室
NEWS & 主張
脱原発全国集会に7000人
大胆な政策転換めざして

「解放新聞」(2009.10.19-2440)

 放射能をださないエネルギーへの転換を求めた、脱原子力(核)発電の全国集会「NO NUKES FESTA 2009」が10月3日午後、東京・明治公園でひらかれた。多くの市民団体のブースが立ち並ぶなか、各地で原発建設反対運動や核再処理施設の建設反対にとりくんでいる住民組織からの発言がつづいた。集会では、危険な核エネルギーに代わるクリーンなエネルギーの推進を訴えながら、工夫をこらしたコスチュームで都内をパレードした。集会には、全国から7000人が参加。部落解放同盟からは関東ブロックがとりくんだ。

各地からつぎつぎ発言
  よぴかけ人を代表して鎌田慧・共同代表は、「自民党政権が倒れて明るい兆しがでてきた。いまこそ脱原発という具体的な政策転換が必要だ。原発は地球温暖化をふせぐというフィクションと、持続可能なエネルギーの創出とのせめぎ合いのときだ。青森県上北郡六ヶ所村の核燃料再処理施設は稼働していない。原発政策は破綻をみせている。脱原発の力をふたたび各地へもち帰ろう。大胆な脱原発の政策転換の運動に結びつけよう」と訴えた。
  政党を代表して発言した、社会民主党の福島瑞穂・党首は、「脱原子力の大きな動きを強め、日本の政策を変えていこう」と訴え、「原子力行政を推進する経済産業省と規制する原子力安全・保安院が一緒にいることはおかしい。分離が必要だ」と訴えた。
  集会の最後には、「非自民の新政権が発足した今こそ、原発の新増設を中止し、持続可能な社会をめざす方向にエネルギー政策を転換するべき」であり、「危険なプルトニウム利用として計画されている青森県六ヶ所村再処理工場の稼働、各地の原発でのプルサーマル、もんじゅの運転再開を中止させよう」とのアピールを採択した。
  また、集会に先立つ午前からのイベントでは、脱原発や平和を歌ってきたミュージシャンや各地で運動をつづける団体からのアピールがつづいた。


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