「解放新聞」(2009.11.09-2443)
証拠開示が大きなカギ
横田さんは、「これまで開示された証拠の番号から300から400の証拠があると推定している。証拠開示は事実調べ・再審開始への大きな力となる。、3者協議では検察が証拠の開示をふくめて10月末に中間報告をすることになったが、あるともないともいわず「みあたらない」という回答をしてくる恐れもある。これまで検察、裁判所の主張を追い詰めてきた。検察の主張にも科学的な鑑定をつみあげ論証してきた。万年筆に関しては被害者のものと脅迫状に書かれた筆記用具はちがう」とのべた。
また、「検察はこれまで「えん罪は被疑者の命乞い。えん罪があるとすれば裁判所の問題」との立場だったが、足利事件は検察の立場を大きく揺るがせた。楽観せずに闘いを強めていこう」と訴え、「再審裁判は長びくほど請求人の負担となる。早期に決着をつけたい」と決意をこめて報告した。
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