【佐賀支局】「えん罪は許しません」と狭山問題を考える佐賀地区住民の会（太田心海・会長）が11月10～15日、「えん罪「狭山事件」真相パネル展」を佐賀市内の市立図書館２階中央ギャラリーでひらき、狭山第３次再審の開始を訴えた。
　同住民の会は、県連の各支部や佐賀連合ら16団体で組織し10年前から活動しているが、パネル展ははじめてのこころみ。民主教育をすすめる佐賀県民会議と同和問題に取り組む佐賀県宗教者連絡協議会が後援し、「人権無視の取り調べが、えん罪を生む。同じ過ちをくり返してはいけません。矛盾だらけの証拠を、あなた白身で感じていただきたい」とアピールした。
　６日間で200人あまりがパネル展に足を運び、展示資料をみて「だれがみても犯人とは思えない。早く「無罪」の判決が出ることを願います」「新たに怒りがこみ上げてきた」などの感想を語った。