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昨年の衆議院総選挙では、松本龍副委員長の7選をかちとるとともに、歴史的な政権交代を実現した。これまでの自民党政治、とくに小泉政権がすすめてきた国民生活を無視した「構造改革」路線のもとでの格差社会の拡大と深刻化する貧困問題を何ら解決できないままの自民党政治を変革していく、社会の閉塞感を打破していくという大多数の市民の主体的な選択の結果が、今回の政権交代を実現した原動力となった。2
私たちの当面する重要な闘いの課題は、何よりも7月の参議院選挙での松岡とおる中央書記長の2選に向けた闘いである。政権交代は政治変革の第一歩である。私たちが支持した、民主党の掲げたマニフェスト(政権公約)を確実に実現していくためには、私たちの闘いをよりいっそう強化していかなければならない。人権・平和・環境を基軸にした政治の変革をさらに確固たるものにしていくためには、松岡とおる中央書記長の2選をかちとることが喫緊の課題であることはいうまでもない。3
さらに、部落差別によるえん罪である狭山事件の再審、石川一雄さんの無罪をかちとるために、狭山第3次再審闘争の勝利に向けた闘いに全力でとりくもう。昨年12月の3者協議では、東京高裁の門野博裁判長が、東京高検に「殺害現場」とされる雑木林に関する捜査資料や取り調べメモなどの開示勧告をおこなった。4
こうしたさまざまな課題のとりくみでは、松岡とおる中央書記長は部落解放・人権政策の確立に向けたとりくみをすすめてきた。そして、部落解放運動だけでなく、アイヌ民族、在日コリアン、障害者や女性、ホームレス問題、ハンセン病問題など、さまざまなマイノリティの運動とも連携を深めつつ、政府や自治体の政策にも反映させるための協働行動をすすめている。松岡とおる中央書記長の国会活動が、こうした多くのマイノリティの運動に大きな勇気と希望を与えている。 私たちは、部落差別の撤廃と人権確立に向けた闘いの成果を総結集して、参議院選挙での松岡とおる中央書記長の2選をかちとるために全国の兄弟姉妹(きょうだい)や仲間に訴え、必ず勝利をかちとろう。「解放新聞」購読の申し込み先
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