【大分支局】大分県では、中津市が12月議会で「人権を尊重する社会づくり推進条例」を原案どおり可決し、これで県内すべての市町村が人権条例を制定した。
　中津市の人権条例は、目的、市の責務、市民の責務、施策の推進、審議会、委任の６条から成り、2011年４月１日から施行する。
　１条の目的では、憲法と世界人権宣言の理念にのっとり「不当な差別や人権侵害をなくすための行動を促す」とし、５条の審議会で、「市が人権を尊重する社会づくりを推進するために中津市人権啓発審議会を置く」とし、６条の委任で「この条例に関し必要な事項は規則で定める」としている。