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部落問題資料室
NEWS & 主張
「同和の人が住む地域」
仲介業者から聞き報告書に

「解放新聞」(2010.05.10-2469)

 土地差別調査事件で、ディベロッパーJ社との2回目の確認会を3月30日、大阪人権センターでひらき、第1回目の確認会(2453号)をふまえての報告書をもとに意見交換した。
  「調査報告書の「同和の人が住む地域」との表記については、「地元の不動産仲介業者から聞き、そのまま書いた。問題を十分理解しないまま、差別につながるという認識もなかった」と調査会社からのヒアリングでわかった」と報告はあったものの、発言の相手は不明のまま。このため「移り住んだ」まで暴いた重大な事件であることを指摘し、調査員といっしょに現地にいき、特定するよう求めた。
  J社は、調査を発注するときに「社会的差別をひきおこす調査はするな」ということを文書で確認すべきだったが、しなかったためにフリーハンドを与えてしまった責任があることを明言、中央本部への報告書にも明確に表現することを約束した。
  不動産業者からの聞きとりや土地柄評価を了解していれば、調査会社は部落関連も調べると、調査会社は1社の依頼を忠実に守っただけ、という認識を明確にするよう重ねて求め、J社も加筆すると約束した。
  またJ社は、調査契約書を昨年12月につくりかえ、校区評価もしないように明記したことを報告。前回確認会で約束していた、1400ページの報告書を示した。
  出席したのは、J社から4人と、解放同盟から赤井中執と大阪府連の3人。

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