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部落問題資料室
NEWS & 主張
全水創立の地で1141人が
第55回全女で闘い論議

「解放新聞」(2010.05.31-2471)

 全国水平社創立の地、京都。舞台になった岡崎公会堂の後身、京都市内の京都会館を全体集会の会場とし、部落解放第55回全国女性集会を5月15、16日におこなった。32都府県連から1141人が参加し、部落の女性の団結した力で、松岡参議院選挙闘争をはじめ、部落解放、女性解放への新たな局面を切り拓こうと論議を深め合った。
  記念講演は、松岡とおる中央書記長(参議院議員)。3者協議直後の狭山や「救済法」の意義・方向などを説いたあと、「部落解放運動と私」をテーマに、みずからの被差別体験や亡き姉の思い出もまじえて反差別、部落解放の志を語り、国会での闘いも報告した。
  1日目は全体集会。2日目は、市内の大谷大学で7つの分科会をひらき、実践・活動報告をもとに討議し、交流を深めた。
  全体集会では、オープニングを市内の改進支部女性部が「竹田の子守唄(元唄)」「竹田長持唄」のコーラスで盛りあげ、中央女性運動部の植村あけみ部員が「水平社宣言」を朗読、「解放歌」合唱―荊桂旗入場のあと、議長団に浅野美誉子さん(京都)と岡山美由紀さん(香川)を選出した。組坂委員長の主催者あいさつ、京都府連の大野昭則・委員長と村井信夫・前中執の歓迎あいさつのあと、来賓からは山田啓二・京都府知事と門川大作・京都市長があいさつ。石川一雄さん夫妻の訴えもおこなった。
  経過報告は福田副部長が、集会の基調は岸田部長が提案し、集会スローガン(議長が提案)と集会宣言(入口品恵部員が提案)の採択後、松岡書記長が記念講演。最後に「松岡書記長をふたたび国会へt私たちの決意!」と掲げて各プロックの女性と、松岡書記長の地元、大阪府運の女性が決意表明し、全員で「解放の議席「松岡とおる」」を合唱、岸田部長の音頭で団結を固めた。

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