pagetop
部落問題資料室
NEWS & 主張
主張

 

参議院選17日間に死力を尽くし、
「松岡とおる」(比例区)2選を

「解放新聞」(2010.06.28-2475)

6月24日公示、7月11日投票
 6月17日に各党は参議院選挙向けのマニフェストを一斉に公表し、7月11日投票の参議院選挙闘争に突入した。部落解放同盟の組織内候補であり、民主党比例区公認の「松岡とおる」候補も、2選必勝をめざして連日、全国各地を飛び回っている。
 民主党は、今回のマニフェストで「元気な日本を復活させる」と謳い、そのためには「強い経済」、「強い財政」、「強い社会保障」の好循環をつくりだすことだと提案している。そして、改革の目標は、「最小不幸社会」の実現であり、それは「人と人が絆を結び合い、地域が自立して元気になり、日本の扉を海外に向けて大きく開き、1人ひとりの不幸が最小化される。そんな新しい日本の実現」であると提案している。
 民主党が掲げる「最小不幸社会」の「新しい日本の実現」を具体化するためには、その政策的基底に差別撤廃・人権確立政策が位置付かなければならない、と「松岡とおる」候補は訴え続けている。その主張は、今日では民主党の既定路線として位置付いてきており、「松岡とおる」候補は、それを具体化する牽引役として奮闘している。

 この6年間、「松岡とおる」候補は、参議院議員として新人離れをした活動と実績を積み上げてきた。
 第1に、国内人権機関の創設を中心とする「人権侵害救済法」の早期制定をめざし、松本龍衆議院議員と連携して民主党内に「人権政策推進議員連盟」を立ち上げ、いよいよ法制定の実現可能な段階にまでとりくみをすすめてきた。
 第2に、狭山第3次再審と司法の民主化を求めて、えん罪防止の「取り調べ可視化法案」を国会論議の俎上に乗せてきた。
 第3に、差別身元調査を根絶するために、国会での追及はもちろんのこと、異体的な政策検討のための戸籍問題研究会を議員有志でとりくんでいる。
 第4に、ハンセン病回復者への差別撤廃に向け「ハンセン病問題基本法」の制定(2008年)に尽力している。
 第5に、ホームレス問題の解決のために実態調査や議連を組織し、「ホームレス自立支援法」の見直しを提言している。
 第6に、マイノリティ女性の実態調査を支援し、国際機関と連携して政府の自立支援策を求めている。
 第7に、アイヌ民族の先住民族としての権利保障のとりくみをすすめている。
 第8に、障害者自立支援法の抜本的改革をすすめ、障害者が安心して地域で生きていく「当たり前」の権利獲得のために奮闘している。
 これらのとりくみは、今回の参議院選挙でも、「とことん人権。――ひとを大切にする政治」、「すべての人のいのちと暮らしを守る――差別と貧困、排除のない社会に」という政策の訴えに継承されている。

 松岡とおる候補の実績と政策の訴えは、いま多くの「社会的に弱い立場、少数者の人たち」の共鳴と共感をよび起こしており、支援の輪が確実に大きな広がりとなってきている。部落解放運動を担う私たちは、このことに大きな誇りと自信をもってよい。
 だからこそ、私たちは、「松岡とおる」候補の2選必勝を何がなんでも勝ちとらなければならないのである。勝利に導くための基盤は存在している。問題は、私たち同盟員1人ひとりが、これらの勝利への基盤を「松岡とおる」候補への支持票として着実に結びつける活動がやりされるかどうかである。
 すでに、参議院選挙は最終盤に突入している。本番行動17日間をすべての同盟員が死力を尽くして闘い抜こう。選挙行動の派手なパフォーマンスに目を奪われることなく、1人ひとりが責任をもって地道に1票1票を積み重ねていく地を這うような選挙活動を展開していこう。
 私たちが誇りと自信をもって推挙した「松岡とおる」候補の2選必勝を実現するために、「3つの基本方針」と「3つの行動」を確実にやりきろう。投票日のその日まで死力を尽くした総行動をやりきれば、勝利は確実に掌中にある。

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)