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部落問題資料室
NEWS & 主張
差別と疎外からの解放を
部落解放・人権啓発講座で

「解放新聞」(2010.08.16-2482)

 【広島支局】2010部落解放・人権啓発講座を5月30日、尾道市公会堂でひらき900人が参加。小森龍邦・県連顧問と辛淑玉・人材育成コンサルタントの2人が講演し、部落差別の執拗さ、差別をめぐる人間模様と疎外状況をそれぞれの言葉で語り、参加者に深い感銘を与えた。
 主催者を代表して川崎卓志・県連委員長のあいさつのあと、小森県連顧問が「差別と疎外からの解放を求め続けて」と題して、解放運動のなかで痛感させられた人間疎外状況を紹介し、「自己疎外に陥ると、みずからが自己をたたきつぶす方向で動く。自己コントロールによって、自己の真の利益、仲間の真の利益を考える人間にならなければ、解放への展望を切りひらくことはできない」と訴えた。
 辛さんは「差別と日本人」と題して、部落出身者であることを明らかにしている野中広務・元自民党幹事長との出会い、対談集出版、出版後の反響などをとおして考えさせられたことを、とくに部落差別から家族や孫を守ろうとする野中さんの「情」を声を詰まらせながら語った。

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