第67期第2回全国女性運動部長会議を9月10日、大阪市内でひらき、28人が出席。京都市内でひらいた第55回全国女性集会の総括と、来年に香川県でひらく第56回全国女性集会について協議した。
総括では各府県連が報告。「全女は会場にはいるだけで元気になる」(鹿児島)という声が多かったが、これと裏腹に参加者が固定化して新たな参加ができにくいという問題がうまれている。「若い人の参加を模索した結果、初参加が半分」(愛知)という報告は注目された。
部落解放運動入門(第1分科会)の参加者からは、「まだまだ部落差別の厳しさを感じた」(高知)という声が圧倒的で、「まだまだがんばらなければいけないと思った」(熊本)と決意を新たにする機会になっていることが明らかにされた。
「京都府連の出迎えのあたたかさを感じた」(奈良)など、受け入れ側のとりくみを賞賛する発言や、狭山の分科会に参加して「新たに現地調査を実行する」(広島)とりくみ報告などもあった。
大分県連の参加者が利用したタクシーの運転手から差別発言を受けた事件については、京都府連から経過報告があり、今後のとりくみで「報告を正式にしたい」とした。
第56回全国女性集会は来年5月21、22日にかけ、香川県丸亀市の市民会館を主会場に、800人規模でひらく。集会の成功に向け「オルグ行動にはいる」(香川)とりくみの説明などがあった。
このほか、会議では、①参議院選挙闘争について②「第3次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方」にたいしての緊急のとりくみについて、の2点が報告された。
とくに②については、文書のなかに、「マイノリティ女性」や「部落女性」がはいっておらず、これまでの交渉なども反映されていない。こうした問題をふまえ、マイノリティ女性のグループとともに申し入れをしていく説明があった。
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