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部落問題資料室
NEWS & 主張
つながりが実感できる社会へ
「無縁社会」をキーワードに

「解放新聞」(2010.11.01-2492)

 【奈良】「つながりが実感できる安心社会を―「無縁社会」の進行を阻止する人権運動と私たち」をテーマに、第37回奈良県人権・部落解放研究集会が9月18、19日、奈良市・なら100年会館を主会場にひらかれ、のべ1400人が参加した。74団体で構成する第37回奈良県人権・部落解放研究集会実行委員会(実行委員長・川口正志県連委員長)が主催。
  初日の全体会で川口実行委員長は「社会のいたるところで、人と人との関係が途絶え薄くなっている。「無縁社会」をキーワードに今日の状況を読み解いていく。「いのち・愛・人権」を実感できる「有縁社会」をめざす」とあいさつ。
  基調提案をおこなった寺澤亮一・事務局長(奈良人権・部落解放研究所理事長)は、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」制定10周年を迎えたなかで、「かつて同和教育にそそいだエネルギーと同じようなパワーで、人権教育の推進がはかられているのか」と問題を投げかけた。
  集会テーマにあわせ、NHKが放映した「無縁社会〝無縁死″3万2千人の衝撃」短縮版を上映したあと、「無縁社会の衝撃に向き合う」というテーマで板垣淑子さん(NHK報道局社会番組ディレクター)の記念講演があった。
  2日目は、「児童虐待の現状や課題について」などをテーマとした4分科会で討論したほか、2コースにわかれてフィールドワークがおこなわれた。

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