5月21、22日に香川県でひらく第56回全国女性集会の成功に向けて、第67期第1回全国女性活動者会議を1月30、31日に香川県丸亀市内のホテルでひらき、22府県連から60人が参加し、交流を深めた。
30日は「小さな県連だが、女性集会の成功をかちとっていきたい」という岡田健悟・県連委員長の地元歓迎あいさつを受けた後、全国女性集会の開催要綱案の説明と協議をおこなった。記念講演は、性暴力救援センター大阪運営スタッフの高見陽子さんが「性暴力センター・大阪SACHICOのとりくみについて」をテーマに話すことになった。
続いて学習講演があり、香川県立観音寺第一高校の教諭をしている岡田倫代さんが、「ひとりひとりの子どもが輝くために-思いやりのコミュニケーション」をテーマに話した。
生徒とともにNHKの番組に出演して、定時制高校の奮闘ぶりを高校生とともに全国にアピールした実績をもつ。この番組の一部は会場で上映した。生徒も実名で登場したことから、放送後に「匿名にすべきだった」と批判の声も寄せられたが、事前に本人や家族が実名で出演することを望み、その意向にそったものだったことを強調。また、「自分は、かけがえのない存在であり誰かの役に立っている」と自己存在感を確認させることを、教育実践のテーマにしていることをあげた。
31日は各府県連の報告▽64市町村で本人通知制度を導入。事前登録をよぴかけながら普及・徹底を図っている。3月に石川さんが東京高裁前アピール行動を予定。女性部も情宣・署名活動にとりくむ(埼玉)▽(自主財源づくりで)味噌プロジェクトを女性郡全体でとりくんでいる。昨年の秋に豆を収穫、年始めに豆の選別をした(長野)や、ブロック強化へ近畿・東海の集い、女性の実態調査を共有するための合同会議をとの要望も出た。
岸田女性運動部長がまとめをおこない、これらの要望を実施する意向を示すとともに「選挙は部落解放同盟の強化になる。諸闘争、選挙闘争にがんばろう」と訴えた。
なお、男女共同参画審議委員交流会が31日の全体会にさきだってあり、各府県連から7人と中央女性運動部3人が出席。府県や市町村の審議委員が交流をはかった。
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