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部落問題資料室
NEWS & 主張
なりすまし差別ハガキが
震災の義援金募集を装い

「解放新聞」(2011.06.20-2523)

 【兵庫支局】東日本大震災への義援金募集を装いながら、部落解放運動を誹誘中傷した「なりすまし」差別ハガキが連続して投函されるという悪質な事件が起こった。ハガキは3月下旬に最初に発覚して以降、12種類も見つかっている。

香住町で連続し
  なりすまし差別ハガキは、文面に「東北関東大地震被害に一口4万円」の義援金をよぴかけるものだが、差出人のところに「部落を追放する会 但馬北部副会長」「八鹿高校事件を考える会 香住地区 名誉顧問・相談役」「解同がいかに悪いか将来の子供に伝える会 首長」「法皇 〇〇〇〇」(○は個人名)と、実在する個人の名前(一部字が違う)や携帯番号、住所などが記載されていた。
  このなりすまし差別ハガキ事件の発覚は、「あて所に尋ねあたりません」と差出人の住所にハガキが返却されてきたことによるもので、相談を受けた香住支部から3月30日に県連に連絡された。
  その後も、内容が違うが同じ差出人を名乗ったハガキが数通投函されていることが判明。その一部が宛先へ配達されていて、受取人からの連絡でわかったものもある。その後はさらに内容も、なりすまされた差出人個人を誹誘中傷するものにエスカレートしてきており、すでに12種類のハガキが見つかった。
  県連は、香住支部と連携しながら、被害者支援と情報収集に努め、関係行政機関へ報告し、対応を求めていく。


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