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部落問題資料室
NEWS & 主張
福島でフィールドワーク
関プロ青年交流会の12人が

「解放新聞」(2011.0829-2532)

 【栃木支局】関東甲信越地方協議会青年交流会(深田広明・座長=群馬県連)が7月17、18日、福島県会津若松市で宿泊交流をおこない、関東ブロック各都県連から12人が参加、会津地方の部落との交流と、地域改善対策事業が実施されていない未指定地区の視察をおこなった。
  視察(フィールドワーク)は、会津坂下町の光照寺に集合し、中央本部東北オルグ担当の和田中執から会津坂下町と七日町の概略の説明を受け、会津坂下町の塔寺にある共同墓地、かつて処刑場があった神指の薬師堂川原の供養塔、処刑場へ向かう途中の小屋で家族と水盃を交わし涙を流した通称「涙橋」と称される柳橋、キリシタン弾圧で宣教師60人余りが一度に処刑され埋葬されたキリシタン塚などを、視察した。
  和田中執は、刑場の管理、運営を被差別部落がおこない、受刑者を家族から引き離す役務、後処理、埋葬などを担当していたと話した。
  七日町では、周辺が区画整理で道路幅貝が拡張されているが、被差別部落は取り残され、狭いままであることなどの説明を受けた。
  視察後、会津若松市内の福島県連準備会同盟員が経営する食堂で交流を深めた。

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