「解放新聞」(2011.09.12-2534)
分科会では
2日目は6つの課題で分科会討議がおこなわれた。第3分科会「生活と福祉」では「神奈川県連の人権・相談活動」が報告され、地域相談員、総括相談員とのきめ細かい連携で活動をおこない、アイヌ民族やハンセン病回復者の闘いに学ぶ研修をしてきた。地域内外をつらぬいて、ともに支えあう社会の実現へ向けた活動として位置づけ直していくことが課題とのべた。
第5分科会「反差別・反戦・平和」分科会では、東京都運から沖縄出身者が「沖縄に生まれて」と題して報告した。沖縄が歴史的に抑圧されつづけてきたことを指摘。報告者自身が、そうした歴史に翻弄されながら「痛みに満ちた」沖縄を生きてきた。基地のない沖縄の実写」そが日本の平和への一歩であると訴えた。
また、第6分科会の「狭山闘争」では部落解放同盟中央本部の安田聡さんの講演につづいて、石川一雄さん、早智子さんが訴えをおこない、埼玉県連女性部から活動が報告された。早智子さんは、3者協議に向けた情宣活動がはじまったことにふれ、さまざまな人たちとの出会いが力になっているとのべた。父親を殺され判決公判に臨むという女性の話を披露。あきらめずに闘いつづけてきたことが出会いを生む。これこそが闘いそのものだ、と報告した。
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