「解放新聞」(2011.09.26-2536)
惟善学校とは
部落の頭を務めた高橋弥右衛門が、「差別が厳しくなる中で、この上文字まで読み書きできなければ、将来、荒堀部落の子どもたちは、二重にも差別を受けなければならない。そんなことはさせたくない。差別されても、賢くならなければ、自分自身が成り立ってはいかない」という思いから、1880年に自宅と敷地を開放して学校を設立し、みずから教師として子どもたちの教育にあたったもの。その学校は「惟善学校」とよばれ、県内で唯一、部落民が作った学校といわれている。いまでも、その場所は「学校場」とよばれ、荒堀の人びとは愛着をもっている。
惟善学校は、1882年に荒堀学校と改称され1897年に北大井尋常小学校加増分教場とされた。(小諸市・惟善学校跡周辺整備事業パンフレットから)
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