第50回全国女性集会（鳥取）で実施したアンケート調査を皮切りに埼玉、愛知、京都、奈良、大阪、兵庫の6府県連女性部でおこなった部落女性にたいするアンケート調査の報告会を12月３日、大阪HRCビルでひらき各地の女性部員ら40人が参加。各地でおこなったアンケートの結果から部落女性をとりまく各地の現状の比較などをおこないながら今後の課題などを討議した報告会は、今回が初めてとなった。
　 開会あいさつをした岸田章子・中央女性運動部長は「このアンケート調査で分かった地域の特色や課題を、とりくみや組織強化にいかしてほしい」と訴えた。
　 報告会では各地の代表がアンケートの結果や今後の課題などを報告し、多くの地域で高齢化、識字、DVなどの問題をたくさんの女性たちが抱えていることが分かった。
　 最後に中田中央女性運動部貝が「アンケート調査からみる部落女性の現状」を報告。全国のアンケート調査から分かった若い世代の識字率の低下や生活保護世帯の増加を問題点にあげると同時に、雇用保険などの生活にかかわる権利などの情報を「知らない」と答える女性が多かったことから、生活や就労のなかでの自分たちの生活を守っていくために、地域での学習などをおこなうことが必要だと今後の課題をまとめた。