世界人権宣言63周年記念大阪集会を12月7日午後、大阪府立男女共同参画・青少年センターでひらき、500人が参加した。「人間は尊敬すべきもの~水平社宣言と90年の運動の歴史から学ぼう~」をテーマにスライド上映やパネルディスカッションをとおして学習した。
上杉孝實・世界人権宣言大阪連絡会議代表幹事が開会あいさつをおこない「いま一度水平社宣言の現代的意義を学び、人権確立の運動を展開していこう」とよぴかけた。
集会では、第1部で友永健三・同会議事務局長が「人間は尊敬すべきものだ~水平社宣言と90年の歴史」と題し、スライドを上映。2部では、北口末広・大阪府連委員長、組坂委員長、武者小路公秀・反差別国際運動日本委員会理事長、の3人をパネリストに「水平社宣言と90年の運動から学ぶもの」と題したパネルディスカッションをおこなった。
スライド上映では、高松結婚差別裁判糾弾闘争や部落地名総鑑差別糾弾闘争でのとりくみを紹介し、今後の運動の課題として「人権侵害救済法」の制定や人権委員会の設置を国に求めていくとともに、「地域での部落委員会活動(部落内の世話役活動)や部落を含む小中学校区域を対象にした人権のまちづくりの強化を」と訴えた。
パネルディスカッションでは会場の参加者から質問もあがり、組坂委員長は水平社宣言の実現をめざすため、狭山事件の勝利に向け1日も早い取り調べの全面可視化・証拠開示の法制化の闘いや「人権侵害救済法」「人権委員会設置法」制定に向けたとりくみを全力ですすめようとまとめた。
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