pagetop
部落問題資料室
NEWS & 主張
県行政が部落を視察研修
山都町、宇城市の現状を確認

「解放新聞」(2012.03.05-2559)

【熊本支局】熊本県行政が12月21日午後、山都町と宇城市の2か所で部落の現地視察研修をおこなった。
  研修には林田直志・健康福祉部長、谷崎淳一・環境生活部長、福島淳・農林水産部長、田中彰沿・環境生活部県民生活局長ら7人。地元からは甲斐利幸・山都町長、清成晃正・宇城市人権啓発課長らと地元県連から中川誠雄・委員長と西川通孝・書記長が同行した。
  山都町では、本田一子・矢部支部長が高齢化がいちじるしい部落の現状などについて話し、部落の土地が狭隘だったため、神社を取り壊して建てざるをえなかった地区の集会所や、差別戒名があった墓地の跡地などの視察をおこなった。
  また、宇城市では、岡美和子・豊野支部書記長が各種施設の整備状況などについて話し、豊野町コミュニティセンター近くの改良住宅や共同墓地を視察した。
  研修後、各部長から「現地で直接話しを聴かせていただき、あらためて厳しい差別の現実が認識できた。今後の行政に生かしていきたい」と感想がのべられた。

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)