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部落問題資料室
NEWS & 主張
「来民開拓団」の歴史を学ぶ
国策の「犠牲」に

「解放新聞」(2012.03.26-2562)

第43回熊本県高校生集会で
  【熊本支局】部落解放第43回熊本県高校生集会を2月11、12日、山鹿北町集会所でひらき50人が参加し、今年度の活動方針を決めるとともに、「来民開拓団(くたみかいたくだん)」の歴史を学んだ。
  集会では、岩永亜季・会長が基調と今年度の活動方針を提案した。また先輩たちが当時の子ども会や高校生活動を話し、参加者は熱心に聞き入った。
  2日目は、集団自決した「来民開拓団」の歴史を学んだ。旧満洲へ部落を対象に編成された国策の「犠牲」であり、部落差別がなかったら来民開拓団は編成されなかったし、2、3歳の子どもたちも犠牲にならなかった。この悲劇をくり返さないために、地元の解放子ども会がとりくんだ紙芝居・ビデオを見ながら、松川正次・支部長が話した。その後、来民開拓団の供養塔や周辺のフィールドワークをおこなった。
  *来民開拓団(くたみかいたくだん)は、満州開拓団の一つ。熊本県内の部落民によって組織されたもの。入植地はハルピンの南西部。部落民の海外棄民政策だった。

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