東京高検が3月30日付けで3通の意見書を東京高裁に提出した。これは、狭山弁護団が提出している筆跡鑑定、法医学鑑定に反論するもので、現在、弁護団は専門家をまじえ精査し、反論する作業をすすめている。
東京高裁は、弁護団の鑑定書、高検の意見書、弁護団の反論をふまえて、鑑定人尋問をおこなうことが求められている。
事件当日、「殺害現場」とされている雑木林の隣の畑にいて、「悲鳴も人影もなかった」と証言している0さんの証人尋問とあわせ、鑑定人尋問などの事実調べをおこなうよう、東京高裁第4刑事部(小川正持・裁判長)に強く求めるため、要請ハガキや団体署名などのとりくみをさらに展開し、大きな声を届けよう。
検察が提出した意見書は、筆跡については科学警察研究所技官によるもので、法医学鑑定については、帝京大学の石山豊夫・名誉教授によるもので2通。
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