【広島支局】昨年11月に１万件をこえる戸籍謄本等の不正取得で司法書士など５人が愛知県警に逮捕された事件を受け、県連は１月13日、県行政書士会と司法書士会に「戸籍等不正取得の防止に向けた要請書」を手渡した。
　 要請は、①事件の背後に大掛かりな組織があると見られることから独自に内部調査をおこなうこと②これまで摘発された有資格者はいずれも１年以内の業務停止という軽い処分で済まされ、それが不正行為を容易にしている面があることから、不正取得が判明した場合は厳しい処分をおこなうこと③研修会を開催するなどして不正防止を会員に徹底すること、の３点。
　 対応した県行政書士会の光宗五十六・副会長は「全国組織からも通知はきており、不正防止を徹底したい」と答え、県司法書士会の瀬尾浩一・事務局長も「要請の趣旨を役員に伝えたい」とのべた。