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部落問題資料室
NEWS & 主張
狭山事件DVDを2本上映
松戸人権・平和展の一環で

「解放新聞」(2012.05.21-2569)

 【千葉】取り調べを可視化しないことも、証拠を隠すことも、本当に許せない-「狭山事件にとりくむ東葛住民の会(以下、住民の会)」(神林成光・代表)は4月29日、千葉県松戸市の松戸市民会館で、埼玉県連や「狭山事件の再審開始を求める市民の会(以下、市民の会)」制作のDVD(後述)を上映。参加者から、再審実現と、証拠開示・取り調べの可視化を求める多くの感想が出された。
  上映会では、神林代表が、石川一雄さん夫妻と鎌田慧さん(市民の会事務局長)の座談会を掲載した「狭山差別裁判」(狭山パンフ、430号)を示しながら、「みなさんの力で再審開始にもっていけるようにしたい」と訴えた。11人の参加者は、「取り調べは、その人がやったかどうかを明らかにすることであって、自白させることじゃない」など、つぎつぎと再審勝利への思いを語った。
  この上映会は、「住民の会」など7団体による実行委形式の第3回「松戸人権・平和展」の一環。同展は4月26~30日、松戸市民会館でひらいた。「住民の会」はこの日のDVDの上映と、発泡スチロールで再現したカモイの模型などを展示し、署名を訴えた。
  「住民の会」は、松戸駅東口での毎月1回の情宣活動のほか、毎年9月の総会・記念講演をはじめ、石川さんを招いた学習会や狭山現地学習など精力的に活動。石川さん夫妻の東京高裁前アピール行動にも、第5次行動からほぼ毎回、神林代表が参加している。

上映した2DVD
  今回上映したのは、昨年の浦和地裁「死刑判決」47か年(東日本大震災と同日)に完成した埼玉県連のDVD「動き始めた狭山裁判-事実調べから再審へ」と、今年3月22日完成のDVD「石川一雄さんは無実だ!-3つの疑問・無罪の証明-」(市民の会)。


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