「第3回マイノリティ女性フォーラム~沖縄女性と共に考える沖縄復帰40年~」が6月16~18日の3日間、沖縄県那覇市の教育福祉会館などを会場におこなわれ、88人が参加した。大阪でひらかれた第2回から3年、今回は現地沖縄の女性とアイヌ女性、部落女性、在日コリアンの女性たちが集い、さまざまな立場から経験を語り合い、交流を深めた。
初日は那覇市歴史博物館を会場に「沖縄戦と日本軍『慰安婦』」展を見学。その後、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表の高里鈴代さんが「日本軍「慰安婦」と今」と題しおこなったギャラリートークを聞いた。
2日目は那覇市教育福祉会館で意見交換会をおこなった後、車中で沖縄人権協会理事長の福地曠昭さんの話を聞きながら移動。ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館、県平和祈念資料館を見学した。
岸田女性運動部長は参加者代表あいさつで「交流をとおしてそれぞれの闘いを真剣に学びあう会にしたい」と決意を語った。「部落・アイヌ・在日朝鮮人の課題と取り組み」では山崎女性運動副部長が6府県でとりくんだ部落女性アンケート結果を報告。識字や就労、DVなどの課題や今後のとりくみについて報告すると同時に「これまで調査される側であった私たち部落女性が力をつけ、自分たちの手で調査をおこなった」とのべた。会では地元・沖縄の琉球弧の先住民族の会メンバーもこれまでの活動を報告、閉会あいさつを福田女性運動副部長がおこない「意見交換のなかで「沖縄「復帰」」という言葉にさまざまな思いがある、ということを改めて体感し、このときに集うことができよかったと思う。今後もともに繋がっていきたい」とまとめた。
3日目は宜野湾市の佐喜真美術館を見学した後、館長から「沖縄戦の図」の解説をうけ、屋上で米軍普天間基地を、米軍嘉手納飛行場を見渡す「道の駅かでな」で、沖縄平和ネットワークの大城美代子さんの話を聞きながらフィールドワークをおこなった。
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