民主党人権政策推進議員連盟の臨時総会が７月25日午後、参議院議員会館でひらかれ、会長、事務局長などの新役員を選出、「人権委員会設置法案」成立に向けたとりくみ強化を確認した。
　 総会では、組坂委員長が法案成立に向けてあと一歩のところにきている。大津市のいじめ問題や福島差別など、いろいろな人権侵害、人権問題が身近でおこっている。マイノリティの想いをきちんと受けとめ、民主党政権らしく、できるだけ早く成立させてもらいたいとあいさつ。
　 新会長に選出された中野寛成・衆議院議員も、党の部落解放推進委員会のときからの課題。新しい体制で平等な社会、人権の確立された社会の実現に向けて、ともにがんばっていきたいと決意を表明した。

政府の決断促す
　 新事務局長の福山哲郎・参議院議員から、法案の成立に向けて、政府の決断を促す要請書の文案が提案され、早い時期に野田首相へ申し入れをおこなうことが確認された。
　 また、出席した小川敏夫・前法務大臣が、法案はほぼ条文化されている。成立への環境は整っている。閣議決定されれば、党法務部門会議でも速やかに協議するなど、しっかりやりたいと状況報告も含めて発言。江田五月・元法務大臣も、不十分な点も多いと思うが、大切な法案だけに、しっかりがんばりたいと、成立に向けたとりくみ強化をよびかけた。
　 総会には、衆参国会議員47人（代理を含む）のほか、部落解放同盟からは、議連の相談役に就任した松岡書記長、村井中執なども出席した。