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部落問題資料室
NEWS & 主張
リバティネットを設立
灯を消すなとカンパ、署名
101人・83団体がよびかけた。さらにネットの輪をひろげていこう

「解放新聞」(2012.08.13-2580)

 「リバティおおさかの灯を消すな全国ネット」(リバティネット)の設立集会が7月21日午後、大阪市内にあるリバティおおさかでひらかれ、240人が参加。カンパや署名活動などにとりくむことにした。
  これは、関西大学教授の石元清英さん、部落解放同盟の組坂委員長など9人が共同代表となり、設立をよびかけたもの。主催者あいさつをした石元さんは「7月15日現在、よびかけ人が101人・83団体、賛同人が93の個人・団体。きょうの受け付けで10人が新たによびかけ人に加わり、輪をひろげている」と強調した。
  大阪府連の北口末廣・委員長も主催者あいさつ。リバティおおさかの成山治彦・理事長、中和博・能勢町長のあいさつに続き、赤井隆史・事務局長(府連書記長)が経過報告などをおこなった。リバティおおさかは今年度いっぱいの運営がおこなわれるものの、8月からの補助金は2割カットされる。このため運営に支障をきたさないようにカンパ活動をすることや、存続を求める署名活動にとりくむ。また、来館者10万人を目標に、1人でも多くの人に足を運んでもらうとりくみもすすめる。

各界から決意
  連帯アピールをおこなったのは組坂委員長、講談師の旭堂南陵さん、桃山学院大学特任教授の寺木伸明さん、京都大学名誉教授の上杉孝實さん、性的マイノリティの団体G-FRONT関西の塩安九十九さん。とくに組坂委員長は「日本全国の人権博物館。国際的にも羽ばたく博物館だと思っている。近畿ブロックを中心に全国的に支援を組む」と決意を示した。また、塩安さんは「つながりを広げられたらすばらしい。個人でできることをコツコツする」と、議員への訴えかけなど、さまざまなとりくみをおこなうよう訴えた。
  元内閣府参与で反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんの話をはさみ、事務局から近くブログをたちあげる報告があり、大阪府知事と大阪市長に届ける集会宣言を事務局次長の米田弘毅さん(府連浪速支部書記長)が読みあげ、採択した。閉会のあいさつをした大阪HIV薬害訴訟原告団代表の花井十伍さんは存続運動を「炎にする絶好のチャンス」と強調した。


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