【香川支局】「……えたひにんえたひにんえたひにん……きんじつちゅうにころしてやる……」と、JR坂出駅に設置されている「ふれあいボックス」に７月28日、差別語を使った原稿がふたたび投函されているのを坂出駅職員が発見した。
　 原稿の内容は、前回（５月23日）投函された内容（2577号既報）よりも悪質で、部落差別だけでなく障害者差別も含まれ、「殺してやる」などと書きこみ、内容が脅迫へとエスカレートしている。そのため坂出駅は、同日、「押収品目録交付書／被害者不詳に対する脅迫被疑事件」の書類を警察に届け出た。
　 翌日29日に坂出警察署が現場検証。これを受けて30日、坂出市役所人権課と部落解放同盟坂出市連絡協議会（大藤正孝・議長）は、坂出駅を訪れ、駅長から発見時の状況を聞くとともに、投函された差別原稿を確認。人権課から駅長に、差別的な落書・張り紙などがあれば、人目につかないように現場保存し、すみやかに人権課に報告するよう伝えるとともに、今後の対応については、警察の捜査状況をみて判断することを決めた。