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部落問題資料室
NEWS & 主張
女性部活動の活性化へ
第57回関東女性集会で意志一致

「解放新聞」(2012.09.17-2585)

 部落解放第57回関東女性集会を8月25、26日、群馬県みなかみ町でひらき、関東地区から300人が参加した。集会は、第1日目が開会行事と石川一雄・早智子さんからのアピール、集会基調が提案され、「私の歩んだ道」に続いて記念講演をおこなった。群馬県知事(代読)と地元みなかみ町長が歓迎のあいさつ。2日目は6分科会で女性の現状をとりまく課題を討議した。
  解放歌が歌われるなか、参加都県連の刑冠旗入場で開会。関東ブロック女性部連絡会代表の平岡千枝子・埼玉県連女性部長が主催者あいさつをし、「57回の歴史のなかでつらい体験を語りあい、仲間と励まし合ってきた。半世紀をこえて女性の思いを繋いできたことを感謝している。集会での成果を地域での実践に生かしてほしい」とのべた。
  片岡明幸・関東ブロック議長は、「ほんとうに差別はなくなったのか」と同和行政から撤退する勢力にたいして問いかけ、「探偵社による不正身元調査が多発している。個人情報の不正流出もおきている」と指摘、「多くは結婚差別の身元調査であり部落問題の現状をしっかり論議してほしい」とあいさつした。
  石川一雄さんは、「来年の今頃は再審開始汲定がでているかもしれない」と再審闘争の前進に期待をよせた。また、早智子さんは「あたらしい光が見えてきた」とのべ、「各地で手弁当で署名を集めてくれる人たちがいる。みんなビラまきの場で偶然に出会った人たちだ。力を抜かずに支援をいただきたい」と山場を迎えた闘いへの支援を訴えた。
  集会基調を東京都連女性部代表世話人の北川京子さんがおこない、女性部活動の7つの課題を提案、狭山闘争や教育、国内外の女性との連帯など女性部活動の活性化をよびかけた。
  また、「私の歩んだ道」は神奈川県連の豊原里子さんがおこない、記念講演では、ヒューマンバンド「熱と光」の宮崎保さんが「ちょっと心を かしてくれませんか」と題して自身の生い立ちの語りとそのなかで生まれた歌を披露した。

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