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部落問題資料室
NEWS & 主張
「連携とり研修すすめる」と
NHKが「過去帳」開示問題で

「解放新聞」(2012.12.10-2597)

 NHKのテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」(5月7日放送)での「過去帳」開示問題で、11月20日午後、中央本部でNHKの担当者と意見交換し、最終的な回答文を受けとった。
  回答文は、10月16日の2回目の意見交換で示されたものについて、あらためて今回の問題の教訓を、NHK全体で共有化していく課題について明確にしたもので、今後は、部落差別の実態や運動のとりくみ現状などの情報交換を中心に、各地方放送局と都府県連が連携をとりながら、人権研修の内容にも反映していけるようにすすめていくことを確認した。
  とくに2回目の話し合いで提起した、メディアとして放映したNHKとしての責任について、対応した松岡書記長が、研修体制、内容の形骸化の結果として、現実の差別を見抜く力がNHKとして弱まっていることが今回の放映問題の背景にあると指摘。今後の課題として、部落差別を許さないという立場を明確にすることが必要であるとして、これからのとりくみのなかで、NHKとして不断に努力することなど、責任ある対応を要請した。また、今回の回答文で課題の整理ができたことを受け、研修体制や内容について報告を受けるとともに、今後も担当者との情報交換をすすめていくことも確認した。
  なお、2回目の意見交換では、中央本部から組坂委員長、松岡書記長、NHKから制作局長ほか番組担当者など4人が出席。今回の意見交換には、中央本部から松岡書記長、NHKから番組担当者、担当プロデューサーが出席して、話し合いをもった。

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