【東京支局】葛飾区内で昨年11月、12月に選挙ポスター掲示板や自家用車ボディなど６か所で差別落書事件が発生した。
　 11月14日、葛飾区立川端小学校脇の選挙ポスター掲示板に「部落！」「非人！」「エッタ！」と差別落書があるのを葛飾区職員が発見し、選挙管理委員会に連絡。同月26日、きねがわ児童遊園脇の選挙ポスター掲示板にも同様に「部落！」「非人！」「エッタ！」の差別落書を付近の住民が発見、人権推進課へ連絡。
　 12月10日、東立石の民間マンション敷地内の看板２か所に「部落」の差別落書を付近の住民が発見。同月13日、11月に落書されたきねがわ児童遊園脇の選挙ポスター掲示板に貼ってある都知事選挙候補者のポスターに「部落」と落書されているのをパトロール中の警察署員が発見した。
　 他にも、この間に区民の自家用車ボディにも「部落」と黒マジックで書かれ、所有者が警察に被害届けを出した。
　 これらすべての落書にたいして管理責任者より警察に被害届が提出された。
　 葛飾支部では、区内各地域で2001年から10年以上にわたり断続的に部落差別落書が発見されており、同一人物による行為と推測。悪質で執拗な差別行為を絶対に許すことはできないとして、犯人の早期発見に向けた可能な限りの手段を検討している。